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2019-03-27 (Wed) 07:00

29年間のだんまり

社長の顔が見たい 曽野綾子

 

世の中の人間関係はどれもむずかしいものだが、親子関係が一番深く長く深刻にもつれるような気がする。
なぜなら、親も子も、相手の悪口を世間には言いたくない、という惻隠の情がある場合が多いのだが、・・

この青年は自分の生涯を父が邪魔すると感じたのだろう、父とは口を利かなくなった。父のみならず、他の誰とも口をきかなくなって丸29年をすごした。

ライナー・ヘルベルは今年51歳になるというから、彼は22歳の時からだんまりを決め込んだことになる。
「父はいつも私に反対していました。だから私としては言うことがなくなっただけなのです」わかるような気持でもある。

喋るのを止めていた間、彼の世話をしていたのは今年78歳になる母だった。・・29年間、彼は自室に母以外の誰も入れなかったし、もちろん母にも喋らなかった。外出する時には、外の音が聞こえないようにして沈黙を守った。

 昨年、父が死んでから、画家は少しづつ喋るようになった。
 私はお喋りで、およそこの人とは違うように見えるが、彼の気持ちはよくわかる。

分からない人に喋ってもむだだ、という思いと、黙ることが一番被害が少ないだろうという計算をするからである。
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最終更新日 : 2019-03-27