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Top Page › オススメ本 › 正義は胡乱 曽野綾子7
2019-01-09 (Wed) 07:00

正義は胡乱 曽野綾子7




ふと考えてみたら、私たちが、自分の名前や生年月日を知っている、と言えるのは制度に守られているからだ、と分かった。

 私たちがもし赤ちゃんのころに捨てられたら、私たちは親を知らないだけでなく、名前も生まれた年も知らない。中国の残留孤児の推定年齢幾つ、というのは、ごくあり得ることなのだ。

 人間の能力というのもは、実は自分の生まれを識別することさえできないほどいい加減なものである。

私たちがたとえ親が死んでも名前や生年月日を知ることができるのは、日本という非常に管理システムの進んだ国に生まれたから、その恩恵にあずかっているわけだ。

そういう評価は全くしないで、国家が個人のプライバシーを侵すことは許せない、などと言う人がいると、わたしはアフリカや南米のことを思ってしまう。

 そういう国へ行けば、個人が国家にプライバシーを握られないことなど簡単だ。

国家はもともと何をする気もなく、またその能力もない。義務教育も事実上実施されないし、社会保障などというものは何もない。・・世界中に自分の年を正確に知らない人は、あちこちにまだいくらでもいる。

・・初等教育が行きわたっていない、ということもあるが、一つには、その国に四季がないこともその理由ではないか、と私などは考えてしまう。・・四季もなく、家の中でカレンダーもない生活では、一年がどうして経つかを記憶するのは大変むずかしい。

・・税金を取られたくなかったら、国家が個人の経歴を押さえる気力も途方もなく、十人の生活を何ら保護せず放置してある国に行くより仕方がないのである。
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最終更新日 : 2019-01-09