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戦争が終わってから大きな地震まであったけれど、私の自由な行動を許していただいたから、いろいろなこのを見ることができました。本当にいい時期に過ごさせていただいたと感謝以外にありません。

 それで最近は自分の人生を通じて後世に伝えたいことが何かないかと聞かれることがありますけれど、私はまったくないんです。そんなの意味がないと思うんです。いくら上の世代から言われたって駄目なんです。戦争は語り継げないし、人生も教えられない。そういうことです。・・絶対に語り継げない、体験していない人には決して理解できない。わかったつもりでも全部とんちんかんよ。

本気でわからせようとするなら、もう一度戦争をして体験させるしかないでしょうね。・・人の体験や発見は役に立たないし、少し役に立ったとしても、そんなものは希薄なものでしょう。初めから開拓者の精神でね。失敗も成功も自分で掘り起こしなさい。という感じです。・・老いも若きも、人のせいにせず、自立して生きることが、「人生の大原則」です。これまでも、この先も、ずっとこの原則は変わらないと思っています。 


 2019_12_13




でも、私は日本という国や日本人に対して一度も希望を捨てたことがないんです。

昔、感心したエピソードがあるんです。
九州のIC工場での出来事ですが、その工場では他の工場に比べて製品の生密度が低いことが問題になっていたらしいんです。

 ある昼休み、高卒の男性社員と女性社員が工場の柵にもたれかかって外を見ていたら、そのそばを電車が通った。原因はあれじゃないかなとそのうちいの一人が言って、線路近くの作業台の上に水を置いたりいろいろして振動を調べたといいます。 

結論から言って、それが影響していることが判明し、一気に生産性が上がったというんです。

役職があるわけでも給料が高いわけでもない。一般の若い社員が賢明に原因究明に取り組んだ。そういう国民性が日本にはあると思っています。だからいまの日本の若者の多くは、本当は真面目で知力も体力もある。それを鍛えてこなかったから無知で、気力がなく、心が満たされていないように見えるのでしょう。


 2019_12_12




書かれざる小説っていうのが世の中にはたくさんあるんです。書かれざる短編、書かれざる長編がいくらでもある。
それは事実であってかき消えないから、拾う才能があれば誰でも拾えるわけですよ。

 とくに私は世の中を見渡しても、一つの人生を生き尽くして、一筋に生きている人って好きなんですね。

・・先生はこう私に言いました「僕は女房をアメリカに留学につれて行った。そして、女房をアメリカにおいてきたんです」って。

カトリックの教えには反するけれど、奥さんが望むことをさせたのね。そしていまは大学から灯のない家に一人で帰っているとおっしゃってた。こういうエピソードに私、人生を感じるんですよ。

その時に「寒くない?くっつきましょうか」と私が言わなければ、先生は自分の身の上話なんてなさらなかったでしょう。そこに出会いの不思議を感じるのね。・・この話、このお喋りの私が20何年間、他言しなかったんです。あまりに重大なことだから。でも、人が幸福になるというなら、自分が不幸になってもたえなきゃならないというのは美しいですよね。


 2019_12_11




・・私は80歳を過ぎてから本当にいつ死んでもいいと思っている。そういう自由を得たんですね。

・・よく「曽野さんはたくさんの人に会って、いろいろ経験をして、面白い人生ですね」と言われますがほんとうなの。私の大財産です。危険を担保に生きてきた面もありますけどね。・・危険を担保にしなければ面白いことは何もないです。行ってみれば、それによって自分という殻を破ることができる。もちろん体力はなくなるから、キリマンジャロに上るとか、もうそういうことはできませんけど。

・・そう、体力に応じて好きなことをする。私は御身を大切にしないでいろいろな冒険を楽しんでいきたいと思っています。

これからは徳のない国は、政治的にも経済的にもどんどん力を失っていくと思いますね。まがいものを売ったり、役人がどうしようもないほど賄賂をとったり、麻薬や兵器をどんどん売ったりするような国は、その国の人間も製品もたぶんインチキだろうと思われて、いずれ売れなくなる。勇気のない人、自分の保身と立身出世のことしか考えない小心者、慈悲の心を持たない人も、徳のない人間として世界ではどれほどバカにされるかわからない。

・・「徳性」と言いますね。どうすればそういうものが身につくのかわかりませんが、一つの目安として、どんな状況にも意味を見出し、おもしろがれるということじゃないかと思いますね。つまり、あらゆることから学ぶのね。

 2019_12_10




それから私は人脈をつくろうとする人とは合わない。
考えてみると私自身、この人は沢山の人脈を持っているのだろうなというような人が知り合いにおおいんです。
そういう人と関係が長く続いているのは、その人脈を使わなかったからなんです。・・仕事も頼まず、講演もたのまず、なにもしない。だから、ずっと陰で何年も親しくなっているわけですけどね。親しいということも世間には知られていないですよ。・・そういう人って何か利益になることを望むわけでしょう。私、面倒見が悪いですから、どうぞご自分でなさってくださいみたいな話になるの。

私は年をとったら義理を欠いてもかまわないと思います。みんな生き方が違いますからね。・・だからそういうのに誘われてもお断りします。でも、仲はいいんですよ。別に付き合わないといけないとか、そういうことはまったく考えない。買い物も一緒に行きません。みんな違うから、それぞれの好きなことをしていればいい。一緒にするのは、我が家でご飯を食べることだけ。

・・要はある一点だか5点だか10点だか知りませんけど、そこでつながりがあればいいわけでしょう。お互いに尊敬できるところがあってね。そうでないと付き合わないと思うんですよ。両方が「いいな」と思わないと続かないでしょう。


 2019_12_09




前にインドに行った時の話ですけれど、インド風の宿に長く泊まり続けている日本の若者たちがいました。

彼らは誰もが素直で感じのいい青年だったんです。会社を辞めて来た人、親から諦められているという人、誰もが自分で稼いだお金で来たというから、一応の独立心はあるのでしょう。

 しかし、一日中ガンジス河を眺めてタバコをふかしていた彼らの印象を、同行していたインド人の神父に聞くと「誰もが幸せそうに見えなかった」彼らは自由と経済力と健康、知能、すべてを持っているのに、なぜそう感じたのか。

神父はこう言いました。「彼らはしたいことをしているだけで、人としてすべきことをしていないからです」

・・考えてみれば、したいことだけをしているというのは幼児なのね。大人はそうはいかない。そうして、したくもないことをした時、思いがけず人に感謝されたり必要とされる。そこから生きて行く意義を見つけ、不思議と心が満たされる。人生とはそういうものではないかと思います。

命をかけて何かをやらなければいけない瞬間というのが人生にはあると思うの。・・危険を冒さないと手に入らないものって必ずあるんです。穏やかなお付き合いの中で手に入れられるものなんて知れていますよ。


 2019_12_08




  どうして?しつけには強制が必要というのは当たり前じゃないですか。寝たい時に寝て、朝起きるのも気が向いたときだけでは人間とはいいません。・・今、日本では人を殺すことは人生最大の失敗だということも教えません。

・・一応の規範意識意を子供のころに植え付けて、それを大人になって受け入れるか否定するかを煩悶していくことが、人生をどう生きるかという問いにつながっていくのではないかと思います。いまの日本には規範意識も何もないから、「どう生きるのか」と考える風潮もないのです。

・・いずれにせよ、子供を育てている間は子供は親に絶対服従でなくちゃ、親に子供をしつける義務があるからです。
親が子供を甘やかすから、学校へ行っても先生の言うことを聞かなくなる。それに先生もだらしがない。言うことを聞かない子は廊下に立たせておけばいいんですよ。

 今は「ご父兄様」なんでしょ?

当たり前ですが、学生の本分は勉強です。アルバイトやサークルをやるために学校に行っているわけではない。学生をやりながらずっとアルバイトをやっているのだったら、学生をやめたほうがいいと思います。たとえボランティアであっても学業をやりながら行うのはやめたほうがいい。

・・アルバイトという名のもとに、しばしば勉強してないんですよ。それはいけません。贅沢にも学生という身分を社会からいただいたのだから、その間にきちんと勉強するという義務があります。それを全うしなさい、と私は言ったんです。
・・ほしいものを買うためというのは、自分の欲を満たすにすぎない。やめるべきだとおもいます。

 2019_12_07




  私が最近感じるのは、日本では家庭生活の中に哲学がないんですよ。

「俺の家はこれでいく」「これは絶対にこっちのほうがいい」「こういうのは卑怯だ」という哲学を親が子に語らないでしょう。
・・人の家は人の家、自分の家は自分の家、という生き方が昔の日本にはありました。

 で、自分の子供には「これはよそでは言っちゃいけませんよ」とくぎを刺しておく。
 その二重性が大事ですね。二重性というのは人間に厚みをつけて強くするんですよ。建物の壁だっていろんな構造があって強くなるわけでしょう。ところが、日本の家の中ではお父さんもお母さんも本を読まないから、哲学もないし、文学もない。そういうものがない中は、厚みのある人間は育たないんです。

・・そうね。経験させてあげるのではなくて、経験させてやる。

いまは親子も友達みたいになっているけれど、それでは駄目なのね 

私は人生の初期段階の教育は強制だと思っているんですよ。だって、朝起きておはようございます」なんてどういう意味か子供はわからないんですから。強制しなきゃ挨拶なんてできませんよ。でも、私が「教育には強制が必要」と言ったら、もう全国からたたかれた、たたかれた(つづく)

 2019_12_06



 
 ドイツの場合、小学校4年生でクラスを分けます。リーダーとして国を背負って行く人間と、職人として物を作る技術国家に尽力する人間と、労働者として下から国を支える人間、それぞれ分かれて教育を受けることになります。

もちろん、多少の入れ替わりはありますが、おおむね小学校4年生でセレクションされるわけです。

日本の人にこのことを話すと「それは早すぎる」と指摘されますが、人間の頭脳は平等にできていませんから、天才の子もいるわけで、そういう子供の才能は、幼少時代からそれなりの環境において伸ばすことだと思います。それでこそ私は平等教育だと思います。

シンガポールなんてはっきり言っていますよね。1パーセントのエリートが国をひっぱっていけばいいと。

 ドイツの場合はそうした人材育成の場として家庭教育に重点を置いていますしね。
とりわけ家庭では、対話というか、議論をする場としてその習慣をつける教育を重視しています。・・ドイツ人はその訓練をリビングで行っているわけです。

ドイツの多くの家庭にはテレビは一台しかありません。子供部屋にテレビがある家なんて、まずない。だから、家族一緒になって同じテレビ番組をみるしかないんです。 それでテレビを見ながら勝手なことを言うわけね。
つづく)
 2019_12_05




 私も農業のまねごとをしていますからわかるんです。間引かなければいい菜っ葉はとれません。それと同じように、間引かなければいい森にならない。割り箸が木を切るから環境に悪いといって弱い木を間引かないから、日本の林業が駄目になってしまった。
 
だから後年、私は林業の関係者に「あなたたち、どうして割箸が環境に悪いと言われてることに対して、それは間違いだと言わないのですか」と言いましたら、どのマスコミも一切そういう記事は載せてくれなかったんですって。

 人間も同じですよね。日本は戦後、平等教育とやらをやたら奨励して間引きを怠った。その結果、日本国民の大半が平均バカ症候群にかかって、国全体のレベルが落ち込み、劣化してしまいました。

 間引きを訳すと「セレクション」です。つまり選抜でもあるし、淘汰でもあるのね。
 そう、セレクション。優秀な子供は飛び級でやるとか、家が貧しく進級できない子でも、優秀な子なら育英奨学資金のようなけちけちした形ではなく、高校から大学卒業まで無料にするとか、そういう思い切った教育制度をどんどん間引きすることが必要なのではないかしら。(つづく)

 2019_12_04



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歴24年,個人エステサロン

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老舗店をめざして精進してゆきますので、今後もご贔屓どうぞよろしくお願い申し上げます(^^)ご新規、一見さんも歓迎です☆ なお、記事は全てセラピストの妹の日記です。セラピストは別の人で、記事は書いておりません。元気でいつもお店にいますのでご心配なく!

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